Gitの初期設定
git を使うには、テキストエディタが必要になります。 実はメモ帳(notepad)ではダメで、詳しくいえば以下の条件を満たす必要があります:
- 起動が速い。(任意)
- 改行コードを自動認識し、元の改行コードのまま保存できる。(必須)
- utf-8, shift_jis を扱える。(HSPユーザにとっては必須)
- diff の色分けができる。(任意)
この条件を満たすエディタには、Atom, TeraPad などがあります。 Atom はソフトウェアとしてはやや大きめですし、TeraPad は文字コード検出機能に (ANSIファイルを shift_jis で開いてしまうという) 不都合があります。
ここで、GreenPad というオープンソースのメモ帳風のテキストエディタを紹介します。オリジナルのそれは TeraPad と同じ問題を抱えているのですが、筆者が 微調整 して、utf-8 を使うようにしてあります。 以下のリンク先からダウンロードしてきてください。
https://github.com/vain0/GreenPad/releases/latest (GreenPad_unicode.zip)
ダウンロードした zip を好きな場所に解凍します。 解凍したフォルダに含まれる GreenPad.exe の位置は、後で必要になるので、メモしておいてください。
さて、git を使いはじめる前に、git の設定ファイルを作る必要があります。 簡単に作成できるように、(HSPで)ウィザードを作成しましたので、こちらもご利用ください。
https://github.com/vain0/gitconfig_gen/releases/latest (gitconfig_gen.zip)
解凍した gitconfig_gen.exe を実行して、
- ユーザ名
- メールアドレス
- エディタの位置 (先ほどメモした GreenPad のパス)
- git ディレクトリのパス (前回メモしたやつ)
を入力します。
ユーザ名とメールアドレスは、例えば「このスクリプトを誰が書いたか」などの「署名」になるものです。 後から好きに変更できますし、好きな名前が使えますが、なるべく自分専用のものにしておくのをおすすめします。
「完了」ボタンを押すと、SSHキーの生成と、設定ファイルの生成が行われます。 正常に終了したら、ついに git が使えるようになります!